いつもお疲れ様です。
離婚について考えたことはありますか?
私は夫と生活する中で、一度軽はずみに「もう離婚する!」と言ってしまったことがあります。
でも、それは離婚したいからではなく、私の言いたい事を理解してほしかっただけ。
喧嘩の末の一言でした。
1度はそんな発言をしてしまったことがある。という方もいるのではないでしょうか。
この記事は、今円満に過ごしている夫婦にこそ読んでほしいです。
熟年離婚を考えた経緯
私が「離婚する!」なんて夫に言い放ってしまったのはもう4年程前の事です。
もちろん喧嘩もその時に収まり、今も円満に暮らしています。
ではなぜ、熟年離婚について考えたのか。
そんな軽はずみに考えてみる事じゃなくない?
不謹慎だよ。
と、思われるかもしれません。
確かに、円満に暮らしている分には、離婚なんて考えもしない事。
考えたくもありません。
今私たちは、熟年離婚の危機が迫っている方から相談を受けています。
私たちにも関係の深い人です。
なので、必然的に考えなくてはならなくなってしまいました。
法律の知識もないし、周りに離婚をしている人もいなかったので、
相談を受けるのならばと、本を買って勉強しました。
その中で、これは結婚当初からちゃんとしてないといけないと思う部分がありました。
夫婦が円満に暮らす為に、今から考えておきたいことをご紹介します。
離婚時の財産分与

私が一番に感じたのは、財産分与の大変さです。
そして知識がないと、きちんと財産を半分にすることができないかもしれない。ということです。
財産分与と一言で言っても多岐にわたります。
今回は預金・保険・ローンなどお金の管理を全て相手に任せていました。
- 預金がいくらあるかも知らない
- ローン残高がいくらなのか、毎月ローンでいくら払っているのかも知らない
- どんな保険に入っているのかちゃんと説明できない
という状況では
- 預金はない
- ローン残高は言う必要が無い
- 保険?入ってたっけ?
などととぼけられては話になりません。
今まで普通に暮らしていたとしても、離婚となると話は別です。
相手が自分の将来の事をしっかり考えてくれるかは分かりません。
離婚時、「知らなかった」などと言う事が無いように、
結婚当初からきちんと把握しておくことが大事です。
知らない。では済まない。
もし、お金の管理を全てしている相手が財産を隠したら。
勝手に隠した相手が悪いんだから、情報を開示するべきだ!
と言っても、誰も助けてはくれません。
知っておくということは、労力かかるものです。
でも、手間を惜しんで困る前に、ちゃんと知っておきましょう。
*実際に離婚の危機でこのような状況の方は、適切に離婚についての知識をつけたり、弁護士に相談してみてください。
離婚を考えたら、円満に暮らす為に必要なことが見えてきた

実際離婚にならなくても、もし相手が突然亡くなってしまったら。
- 保険も何に入っているか知らない。
- どこに保険証書があるかも分からない。
- 預金?どこの支店にいくらあるの?
では、困りますよね。
相手の為にも自分の為にも、2人でしっかり把握しておきましょう。
家族を守るためには
財布を一つにすると決めたならば、最初からお互いでしっかり管理しましょう。
そうすることで、お互いに家計を考えるようにもなります。
- 預金通帳と判子はどこにあるのか。
- 今預金残高はいくらあるのか。
- どこの銀行のどこの支店に預金があるのか。
- 今入っている保険はどんなものか。
- 保険証書はどこにあるのか。
- ローンを組むのなら、月々いくら払っていくのか。
- ローン残高はいくらなのか。
1人で暮らしていたら自分が必ず管理して理解しておかなければならないことです。
でも、結婚すると相手に任せっきりで何も知らない。という人も多くいると思います。
相手に手続きなどをお願いすることは良いですが、内容を理解したり、保管場所を共有することは自分にとっても大切な事。
やばい。なんも知らない。
と言う方は、今からでもいいので
今まですべて任せっきりでごめんなさい。
一緒に家計を守っていくという意識が足りてなかったので、家計の事教えてください。
と、素直に管理してくれている相手に聞きましょう。
そして、自分の思った使い方と違ったりする場合は、冷静に話し合いましょう。
ねえ、これ使いすぎじゃない?
なんでこんなに多いの?
カードの支払いこんなあるにっておかしくない?
などと、今まで何にも関わってこなかったのに文句を言うのはやめましょう。
あぁん?なんも知らないくせに今更何言っとんじゃい!
こっちはちゃんと管理しているのに好き勝手言うな!
と沸点の低い私だったら、すぐに喧嘩になってしまいます。
いつも管理してくれてありがとう。
カードの引き落としって、このくらいなんだね。
ちなみにこの明細ってどうやったら見れるのか教えてもらえる?
と、「きちんとこれからは自分でも確認する気があるんだよ~」という事をアピールしつつ伝えます。
うちは公共料金から生活費すべてカード払いになっているから、毎月このくらいかかっているんだよ。
明細はこのアプリで簡単に見れるから、あなたのスマホにもいれたらどう?
きちんと聞けば、きっときちんと教えてくれます。
むしろ、私が頑張ってきた事を理解してくれようとしている。と感じてくれるはずです。
今はカードの明細は簡単に見れるので、ぜひお互いにいつでも確認できるようにしておくと良いでしょう。
家族を守るための共有をしよう

昔から、男は仕事。女は家庭。などと言う言葉がありますが、
それを守ってどれほどの人が離婚してきたでしょう。
今は、夫も妻も一緒に家族を守っていく時代です。
家族を守るためには、お互いに家族の事を知っておく必要があります。
お金のこともそうですし、子供のこともそうです。
子供の生年月日、母子手帳や保険証の保管場所など必要最低限の事や、
担任の先生の名前、好きな遊び、キャラクターなど、子供とコミュニケーションをとるために必要な事、
怪我をした話や、病院で聞いてきた話なども共有しましょう。
全然知らない。と言う人は、少しづつ知っていきましょう。
えー。めんどくさいよー。
知らなきゃいけない事いっぱいだよー。
と言う方は、強制じゃないので全然気にしなくて大丈夫です。
ただ、後悔だけはしないように。
うちの夫婦円満の秘訣

我が家では基本的に何でも共有します。
夫は自分の意見をちゃんと持っている人なので、
何か物を買うときはいつも、「意見がある場合は教えてくれる?」と聞きます。
でもこれは、少し窮屈だと感じるかもしれません。
その場合、2人でお小遣いを決めてその範囲の中では自由に使っていいようにするなど、仕組みづくりが必要だと思います。
共働きでお互いに納得して、財布を別にしている場合は、
- お互いどこの銀行に預金があるのか
- 保険はどこのどの保険に入っているのか
- ローンがある場合は、ローン残高はいくらなのか
くらいは把握しておきましょう。
お互いに、自分が急に亡くなっても相手が困らないように、
相手を想って共有しておいてあげることの大切さを理解できると、
離婚。などではなく、夫婦円満に繋がるのではないでしょうか。
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