いつもお疲れ様です。
お子さんは好き嫌いはありますか?
せっかく用意したのに、見ただけで食べてくれない事も多い…。
頑張って作っても沢山残されて、毎回食事の用意が億劫。
と言う方もいると思います。
うちの子達も色々な好き嫌い遍歴を経て、いくつか食べれないものを克服してきました。
そんな、調理師が教える!
子供の好き嫌いの減らしかたをご紹介します。
この記事は、子供の好き嫌いに悩む全てのパパママにおススメです!
好き嫌いを減らすステップ

①パパママの意識を揃える
まずは、パパとママで話し合いましょう。
好き嫌いはあんまりない方が良いと思う。
そうだね。
俺も小さい頃、嫌いな食べ物が多くて苦労したから、できれば少ない方がいいよね。
パパとママの意見が合っていないと、子供の好き嫌いも減らせるものも減らせません。
子供の好き嫌いは少なくしてあげたい。
でも、どっちでも良くない?
嫌いなものは食べなきゃいいんだし。
意見が違うと、一人が頑張って食べさせていても、
○○ちゃん、おいしいよ~。あ~ん。
嫌いなんだから、あげなきゃいいじゃん。
○○ちゃんは、これ嫌いだもんね~。
と、妨害されては元も子もありません。
親が嫌な顔をする食べ物は、子供も食べません。
まずは二人で話し合い、子供の好き嫌いはどうしていくのか決めましょう。
じゃあ、無理に食べさせるのはしないけど、まず1回は食べてみようと促すようにしようね。
うん。そうしよう。
できれば好き嫌いは少ない方がいいもんね。
②さりげなくいれる
子供に食べさせるものは、
- 小さめに切る
- 柔らかくする
- できれば形は残す
大きすぎると食べにくいので、小さめに切ってあげましょう。
そして、固いものも嚙み切れずに出してしまったり、そのまま飲み込んでしまうのも危険なので、噛み切れるような固さにしましょう。
柔らかくと言っても、ドロドロだったり、形が残らないほどでは見た目がよくありません。
煮込みすぎにも注意しましょう。
最初はさりげなく料理に入れるといいでしょう。
例えば、ピーマンが嫌いな子に、「ピーマンの昆布和え」など、ピーマンがメインの物よりも、
いくつかの具の中の1つがピーマンの方が食べやすいです。
食材別、食べやすい食べ方
人参 | グラッセや、短い千切りで焼きそばに入れる |
キャベツ | 1センチ角に切ってコンソメスープ |
きゅうり | 鶏ガラスープやめんつゆで味付けした和え物 マカロニサラダに半月薄切りで入れる |
玉ねぎ | 小さめに切ってスープに ハンバーグに入れる |
しいたけ | 細かく刻んで、三食丼のひき肉と一緒に炒める 細かく刻んで、ハンバーグの中に練りこむ |
なす | 小さめに切って、辛くない麻婆茄子に |
ピーマン | 2㎝程の長さの千切りで焼きそばに入れる |
トマト | 種を取って、湯むきしてパスタの具に |
豚肉、鶏肉 | 照り焼き味にする |
嫌いな野菜は少量入れ込むことから始めましょう。
いくら小さく刻んでも、たくさん入っていると嫌いなものの味が強くなってしまいます。
まずは、少量にして料理に紛れ込ませましょう
自分で作る

ご飯を作るお手伝いをすると、食に関する興味もわきやすいです。
- 子供用の安全な包丁を使用して、きゅうりやバナナを切ったり、
- ハムやチーズの型抜きをしたり、
- 和え物を一緒に和えたり。
子供の年齢に合わせて、お手伝いさせてあげましょう。
③食べさせる時は
食べさせたい食べ物を入れた料理が出来たら、まずは味見をします。
自信を持っておいしいと感じたものを子供に提供しましょう。
家族が食卓に着いたら、先にパパママが食べて見せます。
おいしい~!
ママが作ったこの三食丼とってもおいしいな~!
料理を褒めて、子供に”これはおいしいものなんだ”と認識させます。
*嫌いな食材が入っていることは言いません。
この三食丼おいしいって!
○○ちゃんも食べてごらん。
④食べれたら褒める
子供がその料理を食べられたら、その料理を大半食べたところでクイズを出します。
このお料理はおいしい?
じゃあ、このお料理には何が入っているでしょうか?
えっと、卵ときゅうりと人参とお肉!
すごーい!よくわかったね!
でも、あと一つだけ何か入ってるよ~。
あ!ご飯!
そうそう、それも正解。
あともう一つだけあるよ。
えー?もうないよ?
実はシイタケが入ってました!
すごいね!○○ちゃんはしいたけ食べられたね!
お姉さんになったね~。
○○ちゃんはしいたけ食べられる子だったんだね!すごいね~。
と、褒めます。
- 「あなたはこのお野菜、食べられてるよ!」
- 「このお野菜食べれる子だね!」
と刷り込みます。
まずは、食べれた事実を利用して、「あなたはこの食べ物食べれるんだよ」という事を教えてあげましょう。
そして、”嫌いだった食べ物→普通に食べれる食べ物”
へと子供の認識を変えてあげましょう。
最初は小さく少しだけしか食べられなくても、少しでも食べれれば段々食べれるようになっていくかもしれません。
少しも食べられない→少しなら食べれる→食べれる
と少しずつ段々進めていきましょう。
食べさせる際のポイント
①料理を食べる我が子を心配そうに凝視しない
「これはおいしい料理、食べれるのが普通よ。」と堂々とした態度でさりげなく見守りましょう。
自分もおいしいと納得してあげたもの。
パパママがしっかりと自信を持ちましょう。
②子供が食べなくても、パパママはおいしいね~と食べる
毎回、美味しいね。と食べていると子供も段々興味がわきます。
③見ただけで食べたくない。は減らす
食べてみたら意外とおいしいぞ!を繰り返して、まずは食べてみる。ができるようにする。
④パパママの気持ちを伝える
いつもママは、○○ちゃんの為にご飯を作っているんだよ。
美味しく食べてくれると、ママはとっても嬉しいな。
ママが喜んでくれることは、子供も嬉しいです。
じぶんの感情を素直に伝えましょう。
⑤食べれなかったら一旦やめる
食べれなかった時は、無理に食べさせようとさせすぎずに、今回は諦めましょう。
口には入れて噛んでみたけど、口から出しちゃったときは、
○○ちゃんはこのお野菜嫌いだもんね。
このお野菜苦手だから食べれなかったんだね。
などと、「この野菜が嫌い」という表現をしてしまうと、そのまま子供も
私、これ嫌いだから食べられない。
と認識してしまいます。
過度に「あなたはこの野菜嫌い、苦手」とは言わないようにしましょう。
頑張って食べれたね。
でも、ちょっと固かったかな?大きすぎちゃったかもしれないね。
と、嫌いだったから食べれなかった。ではない言葉をかけてあげましょう。
ペッて出しちゃったけど、何が気になったから出しちゃったのかな?
と聞いてみると、「固かった」「味が嫌い」などと答えてくれるかもしれません。
答えてくれたら、
- 固かった→次は柔らかくする
- 味が嫌い→違う味付けにしてみる
など次の対策を考えてみましょう。
⑥繰り返す
子供は好き嫌いがどんどん移り変わっていきます。
あれ?去年はいちご大好きですごく食べてたのに、今年は食べないぞ?
お!前はあんまり食べれなかったけど、最近はお肉も食べれるようになってきたね!
嫌いな食べ物が克服できなかった時は、また時間をおいて試してみるのが良いでしょう。
まとめ

うちの子は、野菜は割と食べたものの、お肉があまり食べられませんでした。
同い年の子がお肉を沢山食べる話を聞くと、
え!?うちの子はほとんど食べてくれないよ。
と焦りを感じていました。
毎回、お肉固かったかな~。とかお肉大きすぎちゃったかな。と
食べさせては出し、の繰り返しでした。
繰り返していくと、歯が丈夫になったのか、肉が柔らかかったのか。
はたまた幼稚園で給食を食べるようになったからなのか、
段々と食べられるようになってきました。
食べれなかった野菜やきのこは、紛れさせて与えて、
食べれたときには、すかさず褒める。
小さいきのこ(刻んだ)は食べれるけど、大きいきのこ(そのままの大きさ)は食べれない。
と今ではきのこも食べれるようになりました。
まだ”刻んだきのこが紛れていても食べれる。”という段階ですが、
全く食べれないという状態とは雲泥の差です。
子供の好き嫌いは気長にとらえて、少しずつ減らしていけるといいですね。
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