30代子持ち夫婦が保険料見直しの為に、学資保険をやめた話

年子育児体験談

いつもお疲れ様です。

私は、現在4歳5歳の年子を育てるママですが、

え~、この度、学資保険解約しました!

…なんて言ったもんなら、

いや、一番やめちゃいけないやつ。
子供の為の保険やめるとか、どうかしてるよ。

簡単にやめたって言うけど、子供の教育資金はどうするつもりなのよ。
はぁ~、信じらんない。

もっと子供の将来を考えてあげなさいよ…。

なんて、袋叩きにされちゃうかもしれませんね。

でも、実際学資保険代って結構家計を圧迫してませんか?

この記事は、学資保険への加入を悩んでいる方や、学資保険に加入済みの方にもおススメです。

学資保険を解約した経緯

いやいやいや、学資保険無くすとか論外でしょ。
子供が産まれたら学資保険に加入する。これ常識。
子供の学費はどうするのよ?

私達も、子供が産まれる=学資保険に加入する。

だと思っていたので、今までは子供2人分契約していました。

でもこの出費、地味に痛いんです…。
いつか返ってくるお金と分かっていながらも、手元に残っているわけではないので、ガンガンに現在の家計を圧迫してきます。

少しでも保険料を安くしたい私は、支払いを半年分まとめて支払うように設定

半年分の支払いが一気に来る月は、がっつり赤字でした。

この出費、子供が18歳になるまで続くんだよね…。
きついなぁ…。

そして、ネットやYoutube、本などを参考にしながら自分なりに考えた結果…。

う~ん、学資保険やめちゃおうか
よし、解約!

い、いやいや、学資保険だよ?
子供の為のお金だよ?そこ削って大丈夫なの!?

学資保険を解約した理由

大きく理由は3つあります。

  1. 契約していた学資保険の返戻率が最低水準だったから
  2. 学資保険の「保険」の部分にメリットを感じなくなったから
  3. 積立貯金で自分が求める機能をまかなえると感じたから
  4. 普通に家計が厳しかったから)

順番にご説明します。

1.学資保険の返戻率

「学資保険 返戻率 ランキング」

などと検索してみると出てくるのですが、保険会社ごとに返礼率は違います。

学資保険ってどこの会社でやってるのー?
昔からあるみんなの馴染みのあるとこがいいのー?

と、全く知識のなかった私は、学資保険を取り扱っている会社を2社しか把握していませんでした。

そして、その2社すら具体的に比較することなく、なんとなく馴染みがあるという理由で選んで契約していました。

ここが大きな間違いだったのです。
色々調べてみると私たちの契約した学資保険は、返戻率がめちゃ悪という事に気が付きました…。(ぶっちゃけ元本割れでした…。)

*返戻率は加入する保険ごとにかなり差があります。
契約している学資保険の返戻率がよく分からないという方は、一度契約資料を確認してみる事をおススメします。

でも、これはそもそも保険なんだから、元本割れでも仕方ないんじゃないの?
保険なのに支払ったお金が返ってくるんだから、お得じゃない?

2.学資保険の「保険」の部分

加入していた学資保険の「保険」の部分は、ざっくりこんな感じです。

(全ての学資保険がこのようなプランではありません。一例として捉えてください)

  1. 被保険者(子供)の生存中に、被保険期間が満了したら、保険料を支払う
  2. 被保険者(子供)が被保険期間内に死亡した場合、払込保険料は返す
  3. 契約者(夫)が死亡、又は高次機能障害になった際、その後の保険料は支払わなくて良い

我が家はシンプルな契約でしたが、特約をもっとつけている方もいるかもしれませんね。
子供の入院の際に保険金が出るとか、そんなタイプも多いですよね。

保険の話って、被保険者とか、被保険期間とか、特約とか、なんか堅苦しい言葉ばっかで頭痛くなるんだよね。あ~やだやだ。

1.被保険者(子供)の存命中に、被保険期間が満了したら、保険料を支払う

=例えば、18歳に300万円受け取れると設定していたら…

18歳まで子供が生きてたら300万円払うよ~と言う事

→これは、そりゃあそうよね。学資保険ってそういうもん。

2.被保険者(子供)が被保険者期間内に死亡した場合、払込保険料は返す

=例えば、18歳に300万円受け取れると設定していたら…

子供が18歳までに死んでしまったら、今まで払い込んだ保険料は返すよ~と言う事

→子供が死ぬなんてそんな事考えたくて保険に加入したんじゃない。

3.契約者(夫)が死亡、又は高次機能障害になった際、その後の保険料は支払わなくて良い

=例えば、18歳に300万円受け取れて、払込期間は18歳までと設定していたら…

子供が18歳になるまでに夫が死んでしまったら、その後の保険料は払わなくていいよ~、でも子供が18歳になったら300万円受け取れるよ~と言う事

これ、ポイント。
夫が、子供が18歳になる前までに死ぬのか問題。
つい万が一を考えてしまうが、私は、夫に死んでほしくない。
じゃあ、健康に気を付けたらええんちゃうんか。と思うわけ。

で、でも、俺が死んだら心配だよ…。
バイクも乗るし…。

おぬしは、子供が18歳になるまで待てんほど、荒々しいバイクの運転をするってことか?
もっと父親の自覚をもって運転せんかい!!
…って、よく考えたら、万が一死亡したとしても、あなた生命保険入ってるし保険金おりるよね…。

た、確かに…。
でも、死んだら…。

そう、死んだらっていうのは心配だけど、言葉を選ばずに言わせてもらうと、払込期間の後期に死んでもたいして意味ないんだよね。

俺が死ぬ話ばっかり…。
そんな死ぬ死ぬ言わないで~…。

例:18歳で300万受け取れる学資保険、払込期間18歳まで、返戻率=100%、特約ナシ

①夫、子供が15歳の時に死亡→その後の保険料免除

②夫、子供が3歳の時に死亡→その後の保険料免除

このケースでは、①よりも②の方が保険料免除額が大きいのは歴然の差。
とすると、子供が18歳までに夫が死亡するかの問題ではなく、子供がもっともっと小さい時に夫が死亡するのかの問題だったのではないか。

さらに言えば、この契約では子供が小さい時に夫が亡くなってしまったとしても、子供が18歳になるまでは保険金は受け取れない。
だから、小学生の習い事代や、中学生の塾代や、高校生の部活動費は、夫が死んでも自分で工面しないといけないと言う事。

私は、この”死んだら保険料免除”を過大評価してしまっていたかもしれない。
夫が死んでも、子供の教育にかかるお金は安心。なんて考えてしまっていた。
漠然と学資保険に入らなくてはという気持ちで加入したけど、もっと自分達に合ったプランを考えるべきだった…。

と、諸々考えた末…。

この死亡後の保険料払込み免除は、

私にとってあまり大きなメリットではないと考えました。

「夫が子供が小さい時に死ぬかもしれない」と心配するために余分にお金を使うより、
「夫を死なせない」為にお金を使う方が有意義では…?

高次機能障害について
これは、保険会社やその保険によって表し方も内容も様々なので、確認したい保険の約款を参照してください。
WEBでもPDFなどで見れるところも多いです。

約款って「やっかん」って読むって今知りました。

3.積立貯金でまかなえる?

そもそも、教育資金を貯めるのって、学資保険じゃないといけないの?

…いや、いけなくないよな…。
子供が相応の年になった時に、相応の資金があればそれでいいよね。

いや、ちゃんと貯めれるか分からないから、学資保険で貯めるんじゃ…。

別に自動的に積立口座に移してもらうようにすれば、問題ないでしょ。
今までは保険会社に貯めて頂いていたけど、自分達でそれをやればいいんじゃない?

で、でも…。
俺が死んだら…。
それに、今時銀行も金利悪いし…。

もう死んだらの話は終わった。
私たちが加入している保険の返礼率は100%以下、元本割れなんだ。
いくら金利が悪いと言っても、元本割れとは比べ物にならないよ。

4.(家計が…)

そもそも、家計に少しでも余裕を持たせたい。

そんな気持ちがあるからこその保険の見直し。

家計に余裕があって問題のない方は、安易な解約はおススメできません。

解約の検討する目安は?

今更ですが、もちろんむやみに解約することをおススメしているわけではありません。

<解約を検討してみても良いのでは…?という人の目安>

  • 払戻率が100%を切っている(元本割れ)
  • まだ加入期間が短い
  • 学資保険が家計を圧迫している

この全てに当てはまる人は、検討してみても良いかもしれません。

解約の注意点

何度も言いますが、安易な解約は絶対におススメできません。
(解約の話しといてなんだけど)

<解約すると…>

  1. 万が一の保証が無くなる
  2. やっぱり再加入したいと思っても、以前の契約より保険料が高くなる可能性がある
  3. 解約時期によっては、解約返戻金が受け取れない場合や、元本割れする可能性がある

ので注意しましょう。

でも、逆に言えば、

1.万が一の保証が無くなる

→当たり前。保険解約するんだから。

2.再加入の際、保険料が高い可能性

→満了時で受け取れる保険金額を以前と同じにしたとしても、

単純に加入時期が遅れるほど月々の保険料は高くなる。

例1:子供1歳時に加入→18歳で300万受け取る、18歳まで払込み、特約ナシの場合

=17年間で300万円払込む

=300万÷17年間÷12ヶ月

=約14705円/月

例2:子供3歳時に加入→18歳で300万受け取る、18歳まで払込み、特約ナシの場合

=15年間で300万払込む

=300万÷15年間÷12ヶ月

=約16666円/月

また加入したくなったら加入しよう。は損。
再加入したくなる可能性のある人は解約しないように。

3.解約時期によっては、解約返戻金が受け取れない場合や、元本割れする可能性がある

→これはよく考える必要がある

加入した期間が短すぎて解約返戻金が受け取れない

など、既に支払った保険料が返ってこないことがあります。

我が家は解約返戻金はあったものの、今まで支払った保険料に対してかなり少なかったです。

<解約検討の確認事項>

  • 解約返戻金はいくらか(あるのか)
  • 今まで支払った保険料はいくらか
  • 返戻率はどのくらいか
  • また加入したくなる可能性はないのか
  • 特約はどんなものをつけているか

などなど、 このまま払い続けるのと、解約するのでどちらが自分達に合っているのかをよく考えてじっくり決めましょう。

解約の決め手

ん?解約時の返戻金がかなり少なかったってことはやっぱり解約は損だったんじゃない?
そのまま続けていれば、元本割れと言えど、そこまで損しなかったんじゃない?

私も解約については悩みに悩みました。

<解約の決め手>

  • これからも元本割れの保険に保険料を支払っていくのはストレスだった
  • 保険料を支払う為に、毎月カツカツなのは本末転倒だと感じた
  • 保険料として支払ってしまうと、引き下ろすことはできないが、積立貯金に変更したらいつでも引き下ろせるので、心の余裕が違うと感じた

解約時に少し損をしたとしても、そもそも元本割れだし、勉強代だと思うようにしました。
最初から私が知識を持っていれば…。ぐぬぬぬぬ。

解約の方法

解約の方法については、契約の際に受け取った書類に必ず記載してあります。

どうしても分からないという方は、窓口や電話で聞くか、

ネットで自分の契約している保険の約款を探してみてください。

例:「○○学資保険 約款」で検索

絶対に負けられない戦いがここにある。
あれっっだけ考えたのに、今更窓口で心変わりするわけにはいかない。
解約に必要な物は全て用意した。
私は絶対に解約をするのだ。

と、私は強い心をもって挑みました。

解約した結果

良かった事

  • 保険料の支払いが減った為、家計に余裕がうまれた
  • 子供の教育資金をちゃんと自分達で貯めないといけないという自覚が芽生えた
  • もっと自分たちの健康を気にするようになった

悪かった事

特にないが、

自動的に積立口座などに移すなどしないと、子供の教育資金を貯め忘れるので注意が必要!

定期的に子供用の貯金がちゃんと貯まっているかチェックすると良いでしょう。

まとめ

学資保険をやめた代わりに、積立貯金を始めました。
学資保険の時と同額を18歳までに貯めれるように計画をたてたので、頑張ります!

普段使っている通帳と違う所に貯められていくので、無いものとして考えられます。
でも、気づいたら貯まっててなんだか嬉しくなります。
貯まっていく感があるのが積立貯金の良いところですね!

学資保険と一括りにしても、種類は様々です。

保険会社が保険料を運用して返戻率に変動があるものや、特約も様々。

教育資金の貯め方にも、学資保険や積立貯金、投資などいろいろあります。

自分達に合った学資保険や、教育資金の貯め方をよく考えて、契約しましょう。

 

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